プレスリリース

ドイツ、バッテリ開発を優先事項に

アトランタで「車載用二次電池国際会議」開催

ベルリン/アトランタ、2014年2月2日 (gtai) - ドイツ経済大臣のジグマー・ガブリエルが木曜日に行ったドイツ国会でのスピーチには、注目に値する点が幾つか見られた。そのうちの一つは、ドイツの電池技術および生産スピードの向上を目的とする政策決議についての発言である。
ガブリエル大臣は、研究開発分野における優秀な実績を工業生産に転換するというドイツが世界経済危機のさなかに編み出した経済戦略の主幹を紹介し、これを実現する多大なチャンスを提供する産業の代表例としてエレクトロモビリティを挙げた。
「エレクトロモビリティは私達の社会における大きなテーマです」とガブリエル大臣は述べている。
「かつて電池技術はドイツの主力産業でした。ドイツは70年代に電池技術の分野からいったん遠ざかりましたが、今こそ私達はそこに立ち戻る必要があります。電池技術はドイツが再び生産・製造産業立国として返り咲くためのチャンスなのです」。
スピーチの大筋は全般的なエネルギー政策に関するものだったが、そこに込められた意図はドイツの自動車産業にとって有利に働くものだ。ドイツ自動車産業にとって、2020年までに電気自動車を100万台導入するというドイツの政策目標はどんどん現実味を増しているのである。
2013年のドイツにおける電気自動車の売上台数は100万台には遠く及ばないものの、2012年に較べると売上成長率は100% 超をマークした。電気車両はその価格が主な足かせの一つとなって当初は販売の出足に影響が出たが、経済の回復がさらに進むにつれ売上台数も更に増加していくことは確実である。また、売上が伸びなかった理由の別の理由としては、長距離走行を可能にする電池技術が十分ではなかったことがある。事実、このためにスマートカーをはじめとするドイツの電気自動車は長旅用ではなく近距離用の小型車として市場に送り込まれている。しかしながらこの傾向には徐々に変化が見られ、これにキャッチアップするためのドイツのメーカーの支出も増加している。
来たる 2 月 3 日~ 7 日にジョージア州アトランタで開催される「車載用二次電池国際会議 (AABC)」では、このことが主要トピックとして議論される予定だ。Germany Trade & Invest も同見本市に参加し、現在ドイツが提供している対独海外直接投資の豊富なチャンスやポジティブなビジネスの傾向を含め、電池技術のアジェンダを推し進めるガブリエル大臣の自信を裏付ける様々なドイツの長所をリストアップする。
最近デトロイトで開催された「北米国際自動車ショー (NAIAS)」では、ドイツのメーカーはエレクトロモビリティへの熱心な取組みだけではなく、既存のモデルのレベルの高さでも注目を集めた。他の国々のメーカーが電気自動車を単なる変わった思いつきか良くても副次的な付け足しとして取り扱っていたのに対し、BMW、アウディ、ポルシェやフォルクスワーゲン、メルセデスといったメーカーは例外なくハイブリッドカーや電気自動車を展示の中心に据えていた。特に、BMWの i8 モデルとフォルクスワーゲンの e-Golf モデルは好評価を得た。
欧州トップの電気自動車市場としてのドイツの位置づけが確立されていく一方で、アメリカ合衆国の電気自動車メーカーであるテスラ社 (Tesla) は全国での充電インフラへの大規模な投資に着手している。テスラ社は「ドイツは自動車技術を非常に高く評価・理解しています。このため、ドイツは我が社にとって非常に重要な存在なのです」と述べている。2014 年末よりドイツでは 25のショールームがオープンすると同時に、2014年3月よりドイツでは充電ステーションの全国的なネットワークが始動し、電気自動車のドライバーは電力切れを心配せずにドイツ全国を走行できるようになる予定である。

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