プレスリリース

発展、統合する産業テクノロジー

ハノーバー・メッセ 2014

ベルリン/ハノーバー (gtai) – この二週間のあいだに、北米では非常に重要な見本市が二つも開催された。ひとつはバンクーバーの GLOBE 地球環境展。そしてもうひとつは、ラスベガスで行われたIT 見本市、Interop である。
この二つの見本市のテーマと直接関係してはいないものの、そのメインとなる内容を詳細に見てみると、いかに世界がスマートテクノロジーに注目し集中し始めているかが分かることだろう。IT 産業はクラウドコンピューティングやモノのインターネットの継続的な開発を通して産業界の生産様式に変化をもたらし、生産プロセスの管理を進めている。これと同時に、環境保護論者、サービスプロバイダーや都市計画の設計者といった人々は、グリーンエネルギーの普及に貢献する技術として、スマートテクノロジーが相互にリンクするコンピュータやシステムの発展を注視している。産業界も、そして環境保護論者も、デバイスとプロセスの大規模な統合がこれらの発展と効率性の飛躍につながるのではないかと関心を寄せているのである。
「すべての事象における、根本的な相互の繋がり」 ― ドイツの掲げるこの産業コンセプトは、Industrie 4.0 として知られている。近く開催されるハノーバー・メッセでは、対独海外直接投資の振興機関であるGermany Trade & Invest はインテグレーティッド・インダストリーに関するパネルディスカッションを主催する。当日は国内外から産業・研究開発分野の著名な専門家たちが集まり、未来の生産システムにおけるIndustrie 4.0 の重要性や、同分野でのドイツの重要なポジションについて、議論を繰り広げる予定である。
Germany Trade & Invest 機械工学部門ディレクターのオリバー・ザイラーは、 「このパネルディスカッションを主催できることになり、とても喜ばしく思っています。当日はインテグレーティッド・インダストリーとスマート・マニュファクチュアリングの将来、そしてその方向性に関しての有意義な意見交換が行われるのを非常に楽しみにしています。Germany Trade & Invest はIndustrie 4.0 に関する国際的視点を提供すると同時に、同分野のドイツにおける進歩を紹介することができる、まさにこのイベントの主催者にふさわしい組織であるといえます」と述べている。
このパネルディスカッションには、全米製造者協会 (NAM) 総裁のジェイ・ティモンズ氏を含む産業界のリーダーら 6 人も参加する。また、パネルディスカッション終了後には Germany Trade & Investのサービス産業および機械装置テクノロジー分野の産業専門家 4 人が加わり、インテグレーティッド・インダストリー分野でのドイツの進歩とアドバンテージの現状に関する専門家グループの合同ディスカッションが行われる。
工業および製造の分野における「スマート化」のプロセスがグローバルな産業界の様相を永遠に一変させるだろうことについては、疑いの余地はない。前述の Interop では、アルミニウムの採掘・加工事業者であるリオ・ティント・アルカン社 (Rio Tinto Alcan) が自社の生産・加工プロセスの統合と「スマートアップ」計画についての展示を行った。そこで紹介されたビジネスケースでは、機械的故障を自ら予測する機能が組みこまれたスマートな連結装置のおかげで通常の「run-to-fill」形式のメンテナンス計画に変化がもたらされ、故障が起きてからそれを元の状態に戻すための「復古的」メンテナンスから「予防」の意味合いをもつメンテナンスへの移行が起きていること、そしてこのことによってメンテナンスひとつをとってみてもインテリジェントな連結装置がいかに効率性の向上をもたらすかということについて、注目に値する報告が行われている。このような開発だけでも、個々の産業分野における費用節約効果は何百億ドルにものぼることが予想される。
Germany Trade & Invest のザイラーは続けて、「このコンセプトはIndustrie 4.0 として知られています。これは『第4次産業革命』、つまり我々の製造とビジネスの手法がポジティブな意味でのいわゆる『破壊的インパクト』を受ける時代が近く到来するのです。このたびのメッセでは、ビジネスと産業における変化の可能性を世界に向けてぜひ提示したいと思っています」と述べている。
ドイツ連邦政府の「ハイテク戦略構想」は、Industrie 4.0 のシナリオに沿って2020年までにドイツをインテグレーティッド・インダストリー部門における主要供給者かつ主要市場とすることを目標としている。このパネルディスカッションでは、規制枠組、投資インセンティブやイノヴェーション力に溢れる中小企業の存在といった数々の事実に基づいて、ビジネス拠点としてのドイツが提供する他の国々には無いアドバンテージを強調する予定である。また、Industrie 4.0 のビジョンを現実のものとするための必須項目 (規格化やリファレンスアーキテクチャーの構築など) についても言及する。

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